Top > 外貨預金がダメな理由
「FXは危険です。破産する人もいます。その点外貨預金は安心ですよ。」
これはもう外貨投資について相談しに銀行窓口にいけば必ずいわれることで
常套文句といっていいかもしれません。
銀行員が口が裂けても教えてくれないことのひとつに外貨預金は外貨投資
のなかでも最低に分類される資産運用だということがあります。
銀子の手数料ビジネスといっていいほど顧客にとっては不利な取引条件を
強いられる外貨預金なんですが、ほとんどの人が
「外貨預金はリスクが低いから」
「銀行の方がおすすめする外貨投資だから」
という理由で大手都市銀行で「
不利な」外貨預金をはじめてしまいます。
「なぜ外貨預金は銀行が得するだけで預ける側にはメリットが少ないのか?」
その理由でおもな3つをひとつひとつ説明していきますね。
為替レートには、「銀行間の取引レート」と「個人向けレート」の2種類があり、
外貨預金をするときには「個人向けレート」が適用されます。
これらの為替レートは、午前10時頃の銀行間の取引レートを参考に決定される
その日一日の基準レートの「仲値」に銀行の手数料を上乗せしてものです。
例えば、仲値が1ドル100円であれば、銀行のドルの売り値(買い値/TTS)は
101円、銀行の買い値(売り値/TTB)は99円になります。
大手都市銀行では、1ドルにつき片道1円の手数料というところが多く、その
ため外貨預金を100万円分(1万ドル)ではじめるというケースだと片道1万円
(往復2万円)の手数料がかかることになります。
(ネット銀行であれば片道手数料はおよそ半分の50銭ぐらい)
一方でFXでは為替手数料とスプレッド・コストが取引コストの総額になります。
スプレッド・コストとは、買い値と売り値の差額です。
市場の状況によっては、スプレッドの値が変わることがありますが、この差額が
FXでは0.5銭~2銭ぐらいの範囲におさまります。(業者によって違います。)
そのため1万ドルを取引をする場合の往復のスプレッド・コストは100円~400円
という金額になるので外貨預金の手数料2万円と比べると、圧倒的におトクです。
外貨預金には2種類
・外貨普通預金(金利は低いがいつでも払い戻す事が出来る)
・外貨定期預金(高金利だが期間が設定されている。解約はペナルティ)
があります。金利を考えると定期預金にする人が多いかなと思います。
外貨定期預金は原則として一定期間解約できないものが多く、期間中に
大きな利益を得られるチャンスがあっても利益確定をすることができません。
買った外貨が上がり、円安になっても、満期時に下がって円高になってしまえば
その時点でのレートで決済されてしまうので為替差損が生じてしまいます。
満期になる半年後、あるいは1年後の為替レートが定期預金をはじめたときより
円安になっていると確信できるか?これはちょっと予想するのは難しいはずです。
一方でFX取引なら満期がないので、いつでも利益確定できます。円安になった
時点で利益確定すれば為替差益が手にはいりますし、満期にならないと金利
がつかない外貨預金と違い、FXではスワップ金利が毎日入金されているので
金利を受け取り損ねることもありません。
それから為替は海外市場が開いている日本時間の夕方~深夜に大きく変動
することが多いのですが外貨預金では銀行の営業時間内(9時~15時)に
取引時間が制約されるので、取引しようにもそれができません。
しかし、FXは24時間取引できるため、売買タイミングを逃しません。
こうした取引のしやすさという点でも外貨預金よりFX取引のほうが魅力です。
外貨預金はペイオフの対象外なので銀行がつぶれれば元金は保証されません。
日本の銀行ならペイオフのおかげで1000万円までは資金が保障されますが
外貨預金は国外のことになるので対象外になります。
そのため取引した銀行か、外貨を持ってくれている外国の銀行が破綻して
しまうと預けていたお金がすべてなくなってしまうということです。
一方でFXの場合、「信託保全」を導入しており、顧客資産は信託財産として
管理されますのでFX会社に万が一のことがあったとしても、預けたお金は
保全されることになっています。
・外貨預金はペイオフの対象外、破綻すれば返還されない。
・信託保全で管理されているFXは、破綻しても全額保全。
大切な資産が法的に守られているかという点でも外貨預金での資産運用と、
FXでの資産運用では大きな違いがあるということです。